2013/05/05お茶の話

しばらく前に緑茶ブームが起きて、数種類の様々なペットボトル入り緑茶が競って販売されていたとき。伊右衛門や綾鷹の影でひっそりと(かどうかは僕の印象だけど)辻利という銘柄のお茶が売られていた。けっこう好きでよく飲んでいた。他の銘柄に比べて苦味が少なくむしろ甘い、ストノメルシー(スッと飲めるよ、的な形容詞)なお茶だった。しかし最近はコンビニなどであまり見かけなくなってしまった。清廉な苦味をお茶の美味しさとして求める人が多いので、甘く感じられる辻利は消費者に選ばれなくなっていったのではないだろうか。選ばれたのは綾鷹でした。伊右衛門も濃い味とか出してて、ニーズに応えてる気がする。あとCMがいい。
そんな話は置いて。件の辻利に今日、久しぶりに出会った。飲み物を買うために自販機を見たら、ぽつんと売られていた。しかしそれは従来の辻利ではなかった。辻利 抹茶ミルク」ああ、そうか。きっとみんな甘いもの好きだろうから、そこそこ売れるんじゃないかな。でも少し寂しい気もする。京都の老舗辻利の名前を看板にしながら抹茶ミルクのような軟派な商品を出しているのが、ほんの少し寂しい。出すのはラーメンだけだった店が、流行りのつけ麺とかやりだすような感じ。
最近はマテ茶や無糖午後の紅茶などにハマっている。