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2013/04/30授業の話

ロックの歴史を学んで大衆音楽を理解しようという趣旨の講義を大学で聴講している。昔のロックを遡って聴いた経験はほとんど高校時代にしかない。それも年代など問わずバンド名から音源を探して近くのレンタルCDショップで借りては聴きを繰り返したので、ロックという大きなジャンルの時系列や細かい区別もすべてごっちゃになっている。その意味では、この講義を受けていると頭の中のバラバラになったパズルのピースが整理されて、大まかな図版が見えてくるような感覚があって、とても面白い(無論、足りないピースがかなりある)。

講義はロックミュージック特集番組をもとに行われる。おそらく実際にテレビ放映されたものだ。歴史を学ぶのだったらもうちょっとテキストを取り上げるとかしたほうがいいのではと思わないでもないが、しかしポップカルチャーの潮流を作るのは結局のところ大衆であり、その大衆に向けて作られている番組は教材に相応しいとも言えなくもない。今日の講義はロックが大衆化して様々な盛り上がりを見せていた六十年代から七十年代の中でも特に、ロックに芸術性を付加することに尽力したバンドたちに焦点を当てていた。ピンク・フロイドヴェルヴェット・アンダーグラウンドロキシー・ミュージック、ジェネシスなどのバンドが紹介され、それらがグラム・ロックプログレッシブ・ロックとして区分されたことを知った。

この時期のやたら中性的なメイクをして女の子にキャーキャー言われてた奴らを総じてグラム・ロックと言うとか、ピンク・フロイドのthe wallというアルバムが出たときの公演はステージ演出が大規模過ぎて四回しか開かれなかったとか、ジャグ・バンドブルースはシド・バレットが既にイっちゃってたときの曲だとか、そんなことをふむふむと思ってノートに書いていたわけだが、教材用のビデオの司会がマーティ・フリードマンで流暢な日本語をペラペラ喋っていたのがたぶん一番面白かった。