2013/05/29勉強の話

 大学から課される読書感想文めいた課題よりも、自分なりにやってる勉強のほうがそれなりに興味あることがやれたりするので楽しいなあと、意識高い自分を意識してみた一日だった。いや、なんか自分の勉強をしながら「課される勉強よりこっちが大切なんだ」とか言い聞かせてるみたいであんまり良くないので、バランス取ってやらなくてはいけないんだけど。やりたいことと義務的な課題のミスマッチなんてこれから生きていく上でいくらでも発生するし、やりたくないことと折り合いつけながらやっていくことが最も大切なんだけれども、実際逃げてしまう。何にでも興味持って取り組むことができるほどバイタリティのある人間ではないという自負を一旦背負ってしまうと、なかなか辛いものがあるなあと実感する。
 今日は基数変換についてやっていた。情報処理の初歩中の初歩だった。n進数から10進数への変換、2進数から8進数への変換、16進数への変換、16進数から8進数への変換、あるいはそれらの逆など。やる前はなんぞこれ?と思っていたものが、すっきりと頭に入って物事が通るような感じ。大学に入ってからこの感じを得たことがほとんどなかったので、懐かしかった。高校時代、数学の教科書を読んで、例題を解いて、問題の意義を理解する作業に似ていた。なんでこんなにも懐かしく感じるのかなあと考えると、純粋に論理的なものをあまり取り扱って来なかった、あるいはそこまで答えのはっきりした問いに答えて来なかったということかもしれない。文系の学問が非論理的とは言わない。理念的にぶつかり合っていることとか、歴史的な視座を包含した問題とかは、どうしても初学者には込み入っていてわかりづらい場合が多々ある。その点、数学めいた内容は、問題と答えが直線的に並んでいるので、わかりやすい。理解できていない部分がはっきりしているのも、わかりやすい理由の一つかもしれない。言外の前提があるテキストだと理解しづらいことがあるが、今日の内容にはそのような点はない。
 勉強をしながら思ったのは、課題の進め方には二つあるということだ。一つは、課題を時間に割り当てること。今日中にテキスト~Pまで進めるぞ!とかいうこと。もう一つは、時間を課題に割り当てること。2時間だけこのテキストやるぞ!とかいうこと。前者の場合は、~Pまでやることを目標として計画を立ててしまうと、その目標を達成できなかったとき、後々厳しくなることが多い。進行状況に応じて予備日を設けないといけないかもしれない。後者の場合は、目標がない分気楽に勉強を進めることができるものの、達成感が薄い。逆算して計画の終了日を出すことが難しいので、計画を達成するまでに時間がかかるかもしれない。やる気があるときは前者、モチベーションが低くなっていたら後者、くらいに使い分けていくといいのかなあ、と思った。