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2013/05/13ガンホー・オンライン・エンターテイメントの話

ガンホー、株式時価総額1兆2000億円で「任天堂」「東レ」「いすゞ」を抜く

 キャラクターやハード、ソフトを流通させて、世間一般に周知されてる任天堂みたいな大企業を、いつのまにか一介のオンラインゲームサイトが抜いてた。びっくりする。なんでこんなにも成長できたかといえば、ソフトとハードというビジネスモデルを壊したのが大きい。(よく言われる話)
 ハードを売ってからソフトを売るというモデルはどのようなものか。ハードを流通させるには、開発費、人件費、生産ラインを整えるための設備投資、広告費などなどコストがかかる。しかし、ハードを作る段階では赤字でもよい。多くのユーザーが満足いくゲーム性を担保するだけのハードの製作にはかなりの予算が要る。ハードの販売の段階までにかかったコストが、ハードの販売によって得た利益を上回っても、ソフトが売れれば資金を回収できる。つまり、多くのソフトが売れれば成功というモデルである。また一方で、ソフトが売れる土壌を整えるには、ハードをまず買ってもらわねばならない。より多くの人に買ってもらえるようにハードの値段は低めに設定される。
 ハードが売れなければソフトが売れず、またハードが売れてもソフトが売れなければ利益が出ないという問題を抱えているのが、ハード・ソフトビジネスモデルである。これに対し、オンラインゲームサービスとは、ハードをインターネット端末(パソコンや携帯)、ソフトをネットサービスに置き換えて展開するビジネスモデルである。ハードとなるのは個々人の持つ端末であり、ハードの制作費がかからない。これによって、ゲームを普及させるためのコストがぐっと低くなった。個人が開発した携帯向けゲームですら、爆発的な利益を出す。
 パズドラみたいな大ヒットを出したあとに、どのようなサービスを展開して持続的な利益を出していくのか。飽きられておしまいになる前にどのような手を打っていくのか。本当に注目すべきなのはここからじゃないかなあと。個人的には、持続的なことを考えないで、単発コンテンツを次々と出していったほうが、移り変わりが早いネット環境との相性がいいのかなーと直感的に思う。